中尾さん祭り5回目 ひろゆりか 少し雨の降った日。遅れてFLOATに着く。雨が降ると、やはりここは冷える。 1階での中尾なんとか通りによるセッションが終わったあと、今度は2階でふいごの演奏inコタツ。なごやか。その間、梅田さんは1階にてセッティングをしている。 2階の演奏が終わり、みんな下に降りてくる。 開始直後、いきなりショートする。でも、動揺したのは観客だけで、梅田さん自身は「しちゃった」という感じで、淡々と調整。 梅田さんは姿を見せない。 中尾さんが管楽器や打楽器を操り、江崎さんも楽器や石やいろんな物を使っている。奥にあるシャッターから、見覚えのある、ヌンチャク式の釣竿が顔を出す。釣竿がスーパーのビニール袋を弄ぶ。 江崎さんの貝殻や、いつもの3連貯金箱も姿をみせる。 写真の角度からもわかるように、今回私が陣取った場所は隅っこだったので、会場全体を俯瞰できない。見る場所によって、視覚的にはもちろんだけど、音の感じ方、伝わり方が変化しそう。 梅田さんが色んな物を使うことによって生み出す音に、会場にいる人は耳をすます。普段よりも注意深く。かすかな物音に対して集中しようとするとき、目をつむる人もいるけれど、目をつむるのはもったいないと感じる時もある。今回のように(いつもだけど)、空間の中を物が行き来して音が生み出される場合。もちろん、音だけで想像する楽しみもあって、会場にいる人たちの表情をみると実に様々な表情をしている。 シャッターの奥から、梅田さん本人は姿をみせないまま、シャッターの奥からは色んな物がでてくる。私の見ていた位置からは、ゴソゴソしてる姿が見えてしまう。興ざめにはならないけれど、真ん中、もしくはシャッター付近でみている人の方が面白いのではないかと羨ましくなった。 終盤、シャッターをガラガラ、と閉めて、表側から、再登場した梅田さんは、お気に入りの停電EXPOのつなぎのジッパーであそびながら、中尾さん江崎さんとアイコンタクト。「終わる?」と小声で相談して、終わった。 この時は本当に見る位置を間違えたなぁと思った。ひとつの楽しみ方としては、面白かったけど。 中尾さん祭り、コンダクターは中尾さん。どういう風に絡みあっているのか、もう少し見れたらよかったな、と。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 中尾さん祭り5回目 2010年11月19日(金) 19:30くらい - (開場19:00) 会場:安治川FLOAT 出演:LOW FISH (船戸博史:コントラバス、関島岳郎:テューバなど、中尾勘二:管楽器や打楽器) ふいご (古池寿浩:トロンボーン、中尾勘二:サックスやクラリネット、関島岳郎:テューバ) 中尾なんとか通り (中尾勘二:管楽器、みやけをしんいち:ソプラノサックスとか) 中尾勘二(管楽器や打楽器?) × 江崎將史(トランペット) × 梅田哲也(自作の何か) http://float.chochopin.net/event.php?day=20101119