銭湯で出会った、おばちゃんとの髪型の話 蛇谷りえ 「こんばんはー」 「こんばんは…(顔をのぞきこんで)あれ?髪型がちがうからわからなかったわ。」 「気づいたら、めっちゃのびました」 「わからんかったけど、声できづいたわ。それでも、髪型がころころ変えられる人ってすごいと思うわー。」 「なんでですか?」 「ワタシは洋服や口紅ならその日の気分で変えるけど、髪型はよう変えられない。」 「なんでですか?周りの目が気になるから?」 「だって、あたらしい髪型にしても、やっぱり気にいらなかったら、伸びるのに時間がかかるし、かつらをかぶるわけにはいかないでしょう?だから。」 わたしは外見をそこまで考えたことないから、なんかいいなーと思いました。あと、いつもお風呂で挨拶だけやった人が、自分の話をしてくれたのもちょっと嬉しかった。いつもは聞き取れなくて曖昧やのに、このときはなぜか、言葉もいつも以上に聞き取れたし不思議な感じでした。 コレ書いていて思い出したけど、前に標準語の脚本を大阪弁に翻訳して遊んでたら、ぜんぜん言葉がちがっておもしろかったよ。