台所音楽 @Social Kitchen ひろゆりか 雨が降っていて、底冷えする京都。同志社大の裏手にある、Social Kitchenへ。ちょうど、梅田さんとテニスコーツのお二人は打ち合わせ&腹ごしらえ中。ドリンクをもらって、二階のライブスベースへ。 矩形を組み合わせた台の上には、スピーカーやファンなどおなじみの物が並ぶ。天井からは、ダンボール箱が釣ってある。 17時になり、ゆるやかにライブが始まる。 お客さんは30?40人ほど。ここに来る前に私は京都芸術センターのマレビトの会の公演を見に行っていたのだけど、そこでもみた顔が3人ほどいる(もちろん知らない人)。不思議な符合。 太いT字パイプで作られた楽器を3人が吹きはじめる。テニスコーツのさやさんは裸足。雨の音がだんだんと強まっていく。時折、窓を叩く梅田さん。ライブのお客さんの子どもの声まで取り込まれていく。 風邪気味だというテニスコーツの植野さんは、iPhoneでギターを弾いたりして楽しそう。 後ろに置いてあったホワイトボードに「第二部ブルース編」と書き込み、その後も「ソロ?」と書き、順番にソロをしようという無茶ぶりをする梅田さん。 梅田さん、さやさんも客席に座ってオーディエンスとなり、植野さんソロをしようとするも、途中で吹き出して笑い始めて中座。植野さんは風邪ひき気味。 休憩を挟んで第二部。 梅田さんとさやさんは例のT字管楽器でセッション。そこに、水のはいったコップをストローでぶくぶく言わせながら植野さん登場。お客さんの子どもと遊んでいる。雨音がさらに強まっていく。スピーカーの上で松ぼっくりが暴れる。 本番中にいろいろ決めているようだ。 吊るしてあったダンボール箱に入っていたコップが落ちてきても、気にしない。子どもの声。子どもに笑いかけ、話しかけるように歌うさやさん。落ちてきたコップでギターを弾く植野さん。LEDライトで二人をライティングする梅田さん。 偶発的なできごとがどんどん3人のペースに取り込まれていく。CDを聴くだけでは絶対に味わえない、独特のゆるくてやわらかい空気。このスペース、天気も関係してる。 終了後、来ていたお客さんにいろいろと質問を投げかけられる梅田さん。 「感電したりしないんですか?」と聞かれている。 個人的な話。休憩時間にトイレで並んでいた女の子に思わず話しかけてしまった私。ほんわかしたした雰囲気の女の子だったので、テニスコーツファンなのか、梅田哲也ファンなのか、はたまたこのスペースのファンなのか気になって。 東京から展示の搬入の為に来ていたそうで、テニスコーツのライブを何度かみていて、東京でのテニスコーツ×梅田哲也のライブを見て、その空気感にはまったそうな。テニスコーツのふたりにいつもお菓子を渡しているらしい。 テニスコーツ×梅田哲也を初めてみた時には、「後ろでいろいろやってる梅田さんのことは、スタッフの人が何か準備をしてるのかと思っていた。音の発生源が最初はどこかわからなかった。いろんな音を出しているのが梅田さんと知ったときは驚いた。」らしい。 終わったあと、ARTZONEスタッフと年末イベントの打ち合わせ。